Az−Painterで顔絵を描く


※とりあえず絵板でやってたものをそのまま移植しただけです
あとで整理します(多分…失敗したのでやらないかも)


【用意するもの】
1、パソコン
2、マウス
3、Az-Painter2(タダ、ググればすぐ落とせます)
こんだけ

目指すのは簡単・最速の講座です
最初に躓くのはツールの使い方が覚えられない、
時間が掛かりすぎて我慢できない、等だと思いますので
これらを考えつつ進めていきます
(pixia覚えるのに3回挫折した経験則からですorz)

まずは基本画面
立ち上げるとこのような画面になると思います
(パレットはフォトショのを移植してます)
まずは軽く見ておおざっぱな配置だけ把握してもらえれば結構です
(直感的に判りやすいので無理に覚えなくてもおk)
まずはここまで、次から実作業の解説をします。

今回講座で作成するのは96×96のフェイス画像
3倍の288×288で描きそこから縮小をかけます

今回は絵を描くのが初めて、という方にも出来るように
このようなモノを用意しました

絵を描くのに慣れるまではこのように
あらかじめ雛型のようなものを作っておくと作業が楽です。

1まずは講座Aの画像を読み込みます。

2レイヤボックスの下「追加」を押すと「レイヤ1」という
 新しいレイヤが出来るのでこれで下書きをします。
 (作業するレイヤがピンク色になってるか確認)

3拡張パレットからオレンジを選択します
 講座ではオレンジを選択しましたが黒以外で見やすければ
 何色でもいいです(水色、緑色など)

4ペンの上部左から3番目の「ペン」ツールと
 「フリーハンド」を選択ここで重要なのが「補正」です
 マウスで線を引くときどうしても線がよれます、それを
 滑らかにしてくれるのが補正です。数値が高いほど補正が
 ききますがその分書き味が重くなるので15から適度に
 調整してみて下さい

5コントロールでサイズを5、濃度を150にして下さい
 これで下準備は完了です、実際にどうやって描くのかは
 次で説明します。

それでは描き方を…講座Bの絵を参照にします。

まずは目の大きさを決めます
目の中心線から上下の横線を引いてタテの幅を、
縦線を引いて横の幅を決めます
ここでの注意点は目と目の間隔です、目一個分が目安となります
(図では少しナナメを向いてるのでそれを考慮に入れながら)

目の大きさを決めたらガイドに沿って鼻→口→ほおの輪郭など
髪以外の部分をを描いていきます
(長い線は引くのが難しいので短い線を繋げていく感覚で)

最後は髪です、個人的にはこれが一番難しいです
まずは前髪、生え際の中心を見て赤線の髪の流れを
意識しながらザッっと引いていきます(いいかげんだなぁ…)
それが終わったら周りの髪も描き込んでいきます

多少形がいびつになるかもしれませんがその時は
消しゴムを使わず上からどんどん線を重ねていってください
ある程度全体の形が整ったら終了です。

さて、この時点でオレンジの下書きが出来上がったと思います
この時点で上手くいった場合は次の手順は踏まなくても構いません
あとは目を描き込んで下書きを完成させて下さい

オレンジの下書きの時点で上手く形を整えられなかった時は
さらに描き込んでいきます

1講座Bで説明した方法でオレンジの下書きレイヤの上に
 新しいレイヤを作ってそこに移動します

2コントロールでサイズを3、濃度を255にして下さい
 色も緑に変更します

3上部にある拡大ツール(虫眼鏡のアイコン)で描きやすい
 大きさにして細かく描き込んでいきます

4描き終わるとこのようになりました(左図修正前)
 青で囲った箇所がまだおかしいので消しゴムツールを使って
 違和感のある部分を消し、ガイドを見ながら更に描き直します。
※消しゴムは必ず真ん中のを使って下さい(赤丸)
 サイズはペンで描いてるサイズと同じか少し大きい位で

5違和感の無い部分を心行くまで直したら下書きは完成です
 (左図修正後)

絵の出来は線画でほとんど決まりますので出来れば
ここだけは時間をかけて下さい

下書きが終わったところでこれから2回に渡って
Az-Painter2の機能を少し説明します

第一回はレイヤについてです
左図にかいてあるのが基本的な機能です
下の新規作成とかはカーソルを合せると説明が出るので
問題ないと思います、ここで見て頂きたいのは青で囲ってある
部分、これはレイヤの表示/非表示を選択するところです
下書きが出来たので下二枚はもう必要ありません
削除するか非表示にしておきましょう。

あともう一つ、レイヤの濃度です
右上のバーをいじると選択したレイヤの濃度が変化します
例えば50%にすると絵が半透明になります、これも
今回の講座で使用します。

※あと注意することとしてはこまめに保存することです
描いている途中で止まってしまう可能性もあるので忘れずに
(まぁAz-Painterで止まったことは一回もありませんが…)

レイヤを残しておきたいので拡張子はapdで保存してください
(bmpとかだとレイヤが一枚になってしまうので)

今回はここまで、次はパスの使い方を説明します。

第二回目はパスの引き方です

マウスで描くときどうしても線がよれます
ある程度綺麗に線を引くにはどうしても慣れがいるので
ここではパス(ペジェ曲線)というものを使います

手順としては
1まずは始点と終点を決めます
 始点を左クリックし、そのままドラッグしたまま終点まで
 引っ張っていき終点で離します

2マウスを動かすとと上半分が動かせるので
 上弦の位置を決めます。下はあとで決めるので線の
 半分から上を合せていく感じです、決まったら左クリック

3今度は下半分を動かせるのでここでちゃんとした位置に
 あわせて左クリックで線が引けます

最初はどう合せたらいいのかわからないかもしれませんが
簡単でクセがないので練習で2,3回引いてみると
操作感はつかめると思います

次回はパスを用いて清書を行います。

では講座Fで解説したパスを使って線画を完成させます

1緑色の線画レイヤの上に新しいレイヤを作ります
 ここで緑色の線画レイヤは講座Eの方法で
 レイヤの濃度を50%にしておくと主線がみやすくなります

2黒色を選んでペンツール、サイズ2、濃度200にして
 パス(ペジェ曲線)を引いていきます、ここでの注意点は
 真っ黒は選ばない事、やり直したい時は元に戻るを
 使って下さい
 (画面上の左向きに回ってる矢印がそうです、カーソルを
  あわせると元に戻す、と表示されます)

【ワンポイント】
・髪の毛の先などは消しゴムツールで削って先を尖らせると
 よりよくなります
・最初は全てパスツールでもかまいませんが慣れてきたら
 目や口などのパーツはフリーハンドのほうが描きやすい
 かもしれません

以上で線画が完成しました
ここまでで8回を費やしてますが実際の作業時間は
20分位です(^^;

次回いよいよ塗りに入ります。

それでは色塗りに入ります

1線画レイヤの下に色塗りレイヤを作る

2塗潰しツールを選択し、二つのチェックボックスに
 チェックを入れる

3色塗りレイヤに移動し、レイヤウィンドウの
 「塗潰判定元」にチェック、表示/非表示の選択の横が
 判定元の選択なので線画にチェック
 (チェックされるとピンク色になります)

4あとは自分の好きな色で塗潰します

普通はアンチエイリアスのかかった線は綺麗に
塗り潰せませんがこの作業を行うことによってソフトの
ほうで自動的に処理して綺麗に塗潰してくれます

塗潰しました

細かいところ、あと図の※印のところは
塗潰すとはみでたのでこういう所は鉛筆ツールを選択
フリーハンドで塗り潰していきます(濃度は必ず255で)

同じ要領で肌の上に髪の毛レイヤをつくり髪の毛
次は着衣、瞳の順に4つのレイヤを作り
それぞれパーツごとに色を流し込んでいきます。

レイヤは図のようになります

なぜパーツごとに色分けしたかというと
「透明色の保護」を使うからです
これは何かというと一旦保護をかけると透明色
(塗っていない所)に色が塗れなくなります
こうすると肌レイヤでは肌以外の部分に色がはみ出ないので
着色時に非常に便利で作業時間も大きく短縮できます。

保護するにはレイヤウィンドウの「透」の部分をクリック
緑色になれば保護がかかった状態ということです

次回は影をつけていきます。

色塗り(肌)

まずは光源を考えます
基本左向きなら左上からでいいと思います(いいかげん)
色は自分の気に入った色でいいですw
色相とかは最初気にしなくてもいいです、面倒だし…

影をつける部分は前髪、顔の右側、鼻、口、首
あんまり影付けすぎないほうがいいかもしれません

ペンを選択し、大体で影をつけたあと削る、という作業を
繰り返します。デフォルトで右クリックが色のスポイトに
なってるのでベースの肌色を拾って影の形を整えて下さい

あとこの時点で白目もつけておきます

色塗り(髪)

髪の毛は難しいですね、私も描けませんw
こういう時は出来るだけ簡単に済ませます
ベースとなる色を濃い目にしておくとごまかせるような
(実際はごまかせてませんが…)

ブラシを選択し、一気に影をつけます
(サイズは50、濃度は30にしてます)

髪の毛はこれで終わり、着衣も一気に塗ります
(あ、レイヤ移動したときは必ず透明色が保護されてるか
 確認してくださいね)

色塗り(瞳)

ブラシを使って塗っていきます
1まずは濃い色で上部を塗っていきます(大きさ50、濃度30)
2さらに濃い色で黒目を描きます(大きさ10、濃度30)
3左上に白でハイライトを描きます(大きさ5、濃度30)

これで絵のほうは完成です(^^
あとは加工して顔絵サイズにして完成です。

サイズ調整

絵ができたのでこのまま縮小して完成、でもいいんですが
頭の形がおかしかったりするので適切なサイズに切り取ります

ツールの選択範囲で大きさを整えます
(Ctrl押しながらで正方形のまま大きさを決められます)
大きさを整えたら選択範囲内で右クリック→トリミングで
指定した範囲で切り取られます。

※切り取った絵はbmp等で保存し、加工前のデータは
apdで保存して分けて管理しておいたほうが良いです
でないと後でやり直したいときに出来ないという事になるので

最後は縮小です

bmp等で保存したファイルを再度読み込み
切り取った時におかしな所をペン等で微修正
「編集」→「全体を拡大縮小」でサイズを96×96に縮小します

※拡大縮小方法が3つありますが必ず「Lanczos3」にして下さい

最後にbmpファイルで保存して完成です、お疲れ様でした(^^

【最後に】
出来るだけ簡潔に、と思ったんですがけっこう長々と
説明くさく…orz 実際の作業時間は30分かかってませんw
最初は一時間くらいを目安にしてみるといいかも
慣れればものすごい早く描けると思います
素材は数を揃える必要があるから描画時間も大事だと思うので…


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